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目尻をキリッとつり上げた藤真が荷物を地面に放り投げて、ジリジリと私の方へと近付いた。
「っ…………」
その威圧感に怖じ気付き、後退りした私の背中で、玄関前のフェンスがカシャンッと音を立てる。
行き止まり……。
「俺が……何だって?」
「……っ……!?」
もう一度。今度は更に大きな金属音が鳴り響く。
私の肩を押し付けるようにして掴んだ藤真。顔の凄みが一気に増した。
この目が……、嫌い。
私を力でねじ伏せようとする目付き。
「こんなのっ……バカみたい……」
涙が込み上げると同時に、口からは弱々しい笑い声が漏れた。
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