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四季折々の花が咲き誇るガーデンに、教会のベルが鳴り響く。
白の外壁に映えるフラワーシャワー。
その中央の階段を本日の主役二人が腕を組み、一段一段と歩みを進める。
「おめでとー!!」
「お似合いだよ!お二人さん!」
恥じらいながら微笑むひよりとは対照的に、圭ちゃんは顔をクシャクシャに満面の笑みでこちらにブイサイン。
さすが。
注目される事には慣れている。
「見ているこっちが恥ずかしくなるな」
「うんうん、同感……って、え……?」
二度三度頷き返してから、その低い声がした方を向くと
いつの間にか傍らに立っていた矢野くんが、私を見下ろしふっと小さく笑った。
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