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「今、矢野くんとなんの話してたの……?」
「関係ねぇだろうが」
「っ…………」
ふてくされたようにフンッと鼻を鳴らした藤真が、さっきまで矢野くんがいた場所に乱暴に腰を下ろし……、
感情を隠すみたいにして口元を手で覆い、足を組んだ。
その視線はどこか遠くの方。
「っ…………」
THE俺様図の完成に、私は笑いたくなる気持ちを必死で堪えた。
聞きたい事は沢山あった。けれども、これ以上傍若無人な王の機嫌を損ねる言動は極力避けたい。
少なくとも……今日は。
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