第二十五章

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すると、突然 背筋をピンっと伸ばして座っていた藤真が、お父さんに向かってゆっくりと土下座。 すぅっと息を吸い込んだ彼が、何を言い出すのかと思えば…… 「那緒さんを……、僕に下さい。一生をかけて必ず幸せにします」 「っ……!??」 驚きのあまり私は声を出すことも忘れ、真剣な顔付きの藤真を凝視した。 心臓が止まりそうな程の衝撃。 そんな話……、してなかったよね?
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