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「…………」
「なんだよ。その、納得してませんって顔は」
キャリーケースをガラガラと引き摺りながら、駅までの道を二人並んで歩く中
唇を尖らせて不機嫌な私を、うんっと片手を伸ばし首を左右に鳴らした藤真が見下ろす。
その表情は実に清々しく、ご満悦そうだ。
「だって……、何にも聞いてなかったから!心の準備も出来なくてアタフタしちゃったじゃん……!!」
「お前の意見はどうでも良かったから。俺なりの……ケジメっつうか……。やっとかなきゃいけない儀式みたいなもん」
「はぁっ……!?本当に勝手なんだから!!」
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