第2章

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「タカトシ・・・俺は、マジでやりたい。」 「・・・・・」 「でも、やるんだったら、俺ら3人でやりたい。」 「姉貴は?」 「当然、冴さんもだけどさ。基本、俺たち3人ってのは外せないっていうか。」 俺の顔を見ることなく、ひたすら窓を見ているヨージ。 「やろうぜ。」 ヨージの頭越しのシノの顔は、いつになく真剣だった。 「こんな機会、そうそうないぜ。」 確かに、そうだと思う。それでも、俺には、まだ、素直に頷けるほどの自信がなかった。 「・・・もうちょっと、考える時間くれないか。」 俺が言えるのは、それが精一杯で。 地元の駅に着くまでの時間が、異様に長く感じられた。
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