第2章

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シノやヨージは、早く結論を出したいのかもしれないけど、俺の中ではなかなか結論を出せないでいた。 俺も3人でやりたい気持ちはある。 でも・・・俺だけが奴らについていけてない。 才能がなければ・・・努力しかない。 でも、"今"の俺じゃ、奴らの足手まといになる。 でも、3人でやりたい・・・。 俺が腹をくくればいいことなのかもしれないけど・・・自信がない。 グルグルと頭の中で考えが渦巻く。 学校に行っても、そればかり考えてしまって、授業に集中できなくてボロボロ。 ヨージたちの顔を見ると、何も言ってこなくても、勝手に自分でプレッシャーに感じてしまう。 結局、どうしようもなくなって、金曜日に、一人で、もう一度ライブハウスに向かった。
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