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「まぁ、無事だったんだから、いいか。」
ガハハハと豪快に笑いながら、仕事に戻る須賀さん。
奏多さんは、そのまま戻ろうとしていたので、思わず声をかけてしまう。
「奏多さんも、バンドとかってやってるんですか?」
「俺?一応、やらせてもらってるけど、大学入って始めたばっかりだから、キミたちみたいに上手くはないよ。」
苦笑いしながら答える奏多さんも、何気にカッコイイ。
「え、奏多さんって、いくつなんですか?」
「19。大学1年だよ。」
「ええぇぇっ?」
もっと年上かと思ってた・・・。
「なに、俺って、そんなにオジサンっぽい?」
「あ、いや、そんなことないです・・・」
フフフっと笑った顔が綺麗で、見惚れてしまう。男の人でも、"綺麗"って思えるんだ、と、自分の思いに驚いてしまう。
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