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今までは、恋愛とかよりも、仲間と遊んでるほうが楽しかった。
告白されても断ってきたけど。
自分の感覚が怖くなったから。
何人かの告白してきた子たちと、付き合ってみた。
けれど、長く付き合えるほどには、気持ちがついていかなくて、結局、相手のほうから別れを切り出される始末。
だから、もう、しばらくはいいかな、と思っていた。
「あっちぃな~。」
シノは、いつもの調子で言いながら、手で扇いで無駄な努力をしている。
さっさとライブハウスに向かえばいいものを、暑くて早く歩く気力もわかないのか、だらだらとしか進まない。
「チッ・・・さっさと歩けよ。」
軽く後ろからシノのケツを蹴りあげる。
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