第1章

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「君たちさぁ・・・」 ニヤリとした顔は・・・俺には悪魔にしか見えない。 「はぁ・・・もう、兼田先輩って、小悪魔だよねぇ・・・」 と呟くのは、スルーされてた先輩。 いや、本当は悪魔ですって。 「うちのライブハウス、出てみない?」 ・・・はぁ? 「何言ってるの?」 思わず、まじまじと姉貴を見てしまう。でも、余裕の微笑み。 いや、全然笑えないんですけど? 「ヨージくんの歌声と、シノくんのルックスだけでも、十分いけると思うんだ。あ、ドラム、私がやるからさ。」 ・・・この二人だけなのか、と思うと、がっかり半分、安心半分。 と思ったら。 「あ、タカトシもおまけね。」 ・・・はぁ?
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