2人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
私は七瀬華代(ななせかよ)普通の高校1年。少し違うのは親がとある会社の社長だってこと。会社のことはあんまり知らないけど。ある日友達と遊びおえて1人で帰っている時だった。
「1人で帰るって暇だなぁ」
私は独り言を言った。周りは住宅街で歩く人はいない。独り言っても聴かれる心配はないはずだった。
「君、暇なんだね」
突然話しかけられた。同い年ぐらいの男性。いい笑顔で。気配したかなぁ。
「えっと、あなた誰ですか」
「名乗るほどのものではないよ。」
「私になにかようですか?」
「ずっと君を待っていたんだよ」
「え、」
「運も尽きたようだしここで死んでおく?」
笑顔のまま私は首をはねられた。
「考える余裕与える訳無いですよね。」
「最後に言っておくよ。自分は暗殺者。君のお父さんに恨みの持つ者に頼まれてね。2日前から君の行動を見ていたんだ。友達と一緒のところを狙っても良かったんだけどね。まぁそれだと君がうかばれないから、今狙ったって訳。大量の血を出して君可愛いね。」
「こんな終りなんて…」
私は顔と首だけで意識はあった。
「ごめんね。これも自分の仕事なんだ。恨むなら父親を恨んでね。まだ意識あるよね。自分の殺し方って5分は意識を持てるみたいだから。最後に君の夢ひとつ叶えてあげるよ。依頼主殺す?」
この人は笑顔。殺されたのに怖くない。
「最後に、キスした、かった」
私の意識が遠のく中私が言った言葉だった。
「キス?依頼主殺さなくていいの?好きな人殺す?あの世であいたいでしょう。もう言葉喋れないか。」
その人は、突然私の唇にキスをした。
「僕のキスなんかでゴメンね。せめてもの償いに自分の初キス捧げるよ。」
私は安心したように眠りについた。
「お休み子猫ちゃん」
最後に高校生ぐらいのその人はその一言を言って立ち去った。
最初のコメントを投稿しよう!