第4章

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仕事が終わってから携帯を見てみると着信がいっぱいだった。 どうせどこかの女だろうと面倒になってそのまま家に帰った。 今日は誰とも遊ぶ気がしない。 最近、晃が痩せたように思う。 今日は美味しいものでも食べさせてやるかと思った。 晃の隣は居心地がいい。 こんな毎日を続けて、きっと年寄りになってもあいつと一緒に暮らしているんだろうなと思った。 この時はまだ知らなかったんだ。 晃がここに帰ってこないなんて。 夕食の準備を2人分して、今日は家で2人で飲むんだって思ってお酒まで買ってきた。 けれど晃は何時になっても帰ってこない。 仕方なく、携帯を手に取る。 また着信があった。 発信者を見て少し面倒になったけど、親だから仕方なく出たんだ。 「悠介!何度も電話してんのに何ででないの!」 「いや。ちょっと忙しくて。」 「一応あんたにも連絡しとかなきゃって思ったから電話してたんだよ。今すぐ四路茄病院に来な。」 俺は今から晃に電話しなきゃならないんだ。 夕食せっかく用意したのに、どこにいるんだって。 「なんでだよ。俺忙しいって言ってんだろ。」 「晃くんが運ばれたんだよ。1回くらい来てやんな。」 だから耳を疑った。 晃が運ばれた? 「晃なんかの病気だったんか?晃は何て?」 「晃くんは…眠ったままよ。」 晃が起きない? 明日には起きるよな・・・。 とりあえず病院行かなきゃ。
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