0人が本棚に入れています
本棚に追加
勇者は言った。
私とあなたは、勇者と魔王。
だから、こんな運命なの。
絶対サヨナラなの。
大好きって、心の中で呟いた。
だけど、それしか許されない。
許されないんだ。
なんて、悲しい運命なんでしょうか。
それでも。
ここで、ずっと待ってる。って言うのは、悪いことかしら。
ここで、ずっと待ってるの。
今、大好きって言うのは、許されない。
それでも。
私は、あなたを諦めきれないのが現状で。
こんなの、勇者失格なんだけども。
大好き。大好き。大好き。
全て、心の中の話。
あなたが、泣きながらトドメを刺してくれるのを。
ずっと待ってる。
なんて、滑稽で。
なんて、悲しい物語。
最初のコメントを投稿しよう!