2人が本棚に入れています
本棚に追加
悠哉が雪たちと出会い、話していた頃―
「ったく、なんでこのタイミングで逸れるんだよあの野郎…」
「まぁまぁ、いいじゃない、悠哉君が無事だってことはわかったんだし」
悠哉が逸れた他の仲間、本郷辰巳、片岸直斗の二人は時代と時の流れのあまりの変わりように驚きを隠せずにいた。
「とにかく悠哉くんを探そう!そしたら何かわかるかも」
「しょうがねぇな、探すか」
辰巳がしぶしぶ納得したところで二人はそれぞれ行動を開始した。
そして探し始めて一時間が経過し、二人が再び集まった。
すると突然―
カッ!
二人の前に目を覆わなければ見られないほどの光が現れた。
「本郷辰巳、片岸直斗、共に発見しました。確保します」
そういうと雪たちの前にも現れた女性が辰巳と直斗の前にも現れ、攻撃してきた。
「あ、おい、ちょ!待てよ!まだ準備が出来てねーよ!」
グァキィーン!
その女性の攻撃をギリギリで直斗が受けきった。
「おいおい、マジかよお前…」
「予め武器用意してて正解だったね」
そういうと直斗はいつもの笑顔でニコっと笑い、女性の方に向き直った。
「さ、始めるよ、本気で!リミットアクセル!」
《start up!》
直斗の声に合わせて電子音がなったと思えば、その瞬間直斗が目の前から消えた。
最初のコメントを投稿しよう!