第1章

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花のシャワーを浴びながら私は、あの人と階段をおりて、たくさんの言葉を浴びた。 「おめでとー!」 「お幸せにー!」 「幸せにしてもらうんだぞー」 この結婚が決まったときにあの人は言った。 「式なんてしなくていい、届けだけで。もしも周りがうるさく言うなら、披露宴だけでいいさ…友梨嫌だろ?」 「……したい。結婚式……ウエディングドレスは一生に一度しか着れないから。」
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