第1章

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シーンとなった会場。 一番最初に拍手をしたのは私で次が晴さん。 拍手の輪はどんどん広がり大きな歓声へと変わっていった。 「これじゃあ、誰が主役なのか分からなくなってしまったね」 困ったようにでも、嬉しそうにあの人は言った。 同級生から手荒い祝福を受けている彼らをみながら私も笑った。 「えぇ。本当に……だから後悔してないわ、結婚式をしたことも、晴さんと結婚したことも」 そして、今度は晴さんの目の前にたって、目をみて晴さんの手をとった。
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