一章
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嵩は宦官の要職、 中常侍の位にあった曹騰の元へと養子に入った為、今の姓は曹である。 曹嵩は特に突出した才は持ち合わせなかったが、実直さと温厚な性格、 何より養父のコネもあって出世し三公の要職に就いていた。 今は引退し戦乱を避けて山東半島の琅邪という所に疎開していたのだ。 しかし鳶が鷹を産む。 曹嵩の息子は自ら戦火の中に飛び込んだ。 各地で縦横無尽に働き、世に勇躍したのだ。
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