二章

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曹操が率いる軍勢は、 先年吸収した青州黄巾党だった兵である。 曹操は彼らを配下にする為に一つ条件を呑んでいた。 それは彼らの掲げる『中黄太乙』の教義を奪わない事。 つまり曹操の下に加わっていても狂信的という彼らの本質は何ら変わらず、 その戦いぶりには容赦も躊躇も無い。 凄惨の一言につき、敵兵はおろか動くもの全てに襲いかかり、徹底的に殺し尽した。
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