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「ってて…憐のやつほんと覚えてろよクソ…」
階段の下まで落下した俺はすんでのところで受け身をとって助かることが出来た。昔やっていた高所からの落下訓練がこんなところで役に立つとは思わなかったが
「それにしても暗いな…」
辺りを見渡してみるが何もなく、小さい部屋が一つあるだけだった
「ったくよ、何が悲しくてこんなところに来なくちゃならねぇんだ」
とは言え、おっさんが連れていきたいと言ったくらいだから何かあるんだろう。じっとしていても仕方ないのでとりあえず部屋の中を歩いてみる。すると壁に何やら文字が刻まれているのが見えた
「ん?どれどれ?…この文字確か見たことあるな…」
壁に刻まれていたその文字は、かつて俺が別の国へと支援任務に着いたときに立ち寄った遺跡にかいてあった気がする。まぁこんな感じのよくわからない文字は世界に山ほどあるから似てるだけだろう
「だとしてもこれが何を表してるか気になるなぁ…ん?」
文字を辿って壁をなぞっていると、彫刻みたいなものが壁から突き出ているのを見つけた。よくある女性の彫刻のようだ
「ふむ…見事に再現されたいいおっぱ…っと!!」
かなり遠くから銃声が聞こえたので反射的に回避したら案の定、銃弾は先程まで俺がいた位置を通過し、彫刻を砕いていた。あぁ…美しいおっぱいが…
『ほう、今のを反射的に避けたか…』
「たりめーだろ、避けなきゃ死んでるわ。つーか誰だか知らねぇけどこの世で最も美しいと言われるおっぱいを砕いてんじゃねーよ」
『すまん、言ってる意味がわからんのだが』
「おっぱいは人類の夢」
『すまん、わかりたくなかった』
人が折角丁寧に説明してやってるのに失礼なやつだな
…てか普通に会話してるけどどちら様で??
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