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「さて、じゃあ次の質問…っとその前に俺の名前も教えないとな」
「その必要はないよ。神瀬 龍夜(カンノ リュウヤ)さん」
「…こっちの情報は全部知ってるって訳かよ」
「まぁね。それよりもそろそろ本題に入らないとだね」
「そうそう、なんてったって俺はこんなところにいるんだよ」
人の睡眠を妨害してまで来たんだから余程の理由じゃないとぶっ飛ばす
「貴方にはお願いがあるの」
「お願い?」
さっきまでのほわほわした雰囲気とは違い、真剣な表情でこちらを見つめてくる。どうやらかなり真面目な話のようで、流石に俺も少し気が引き締まった
「貴方は世界が複数存在することを知ってるかしら?」
「世界が複数?どういうこったい」
「簡単に言えば、宇宙が複数個あるってことよ」
なんか突然現実からかけ離れた話になってきたな…あ、元々夢の中か
「で、世界が複数あるのがどうしたんだよ」
「貴方には別の世界に行ってもらいたいのよ」
…は?
「おいおい、いきなりぶっ飛んだな。そもそも俺には元の世界での生活がだな…」
「大丈夫、元の世界では貴方は事故死ってことにしとくから」
「そういう問題じゃねぇよ…」
この自称女神はかわいい顔してかなり横暴だな。しかもそれを笑顔で言うもんだからタチが悪い
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