第3章

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俺は晃の顔をじっと見つめて聞いた。 「そいつとは何度かしたのか?」 晃は頷いた。 そうか・・・。 繋がった。 確信を得るために思い当たる人物で間違いないか聞いた。 「俺・・・か・・・?」 ハッとした顔をして晃の顔が青ざめていくのがわかった。 やっぱりそうなのか。 俺たちはこれが最初じゃないということだ。 思い当たるのは酔って帰ってきた記憶のない空白の時間。 何度もということはそこしかない。 俺は晃を強く抱きしめた。 「俺がお前を追い詰めてたんだな。ごめんな。晃。」 どうしたら、晃を楽にさせてあげられる? 晃は俺を好きだと言ってくれた。 離れるという選択はないのだろう。 「俺はどうしたらいい?晃は俺にどうしてほしい?」 「俺・・・。俺は・・・。」
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