第1章 天然系スケルトン 現る

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第1章 天然系スケルトン 現る

2X世紀 それはそれは 未来における もしもの物語があった 人類は長年の研究によって 科学技術のお陰で 誰でも透明化できるようになった 透明化というテクノロジーは現実となり そんな 当たり前になった世界に たった1人の人物が存在した 見た感じ なんの変哲もない ただの一般人であるが この素肌も この髪の毛も 何もかも作り物の肉体なんだ 自分は これでも天然系透明人間である 何故なら 自分は透明人間だからだ しかし 周りの人は 透明人間になれる事はテクノロジーに頼っただけであってインチキ呼ばわりされる 何故なら クローカーに頼れば誰でも 透明人間になれる しかし 自分は そんな物に頼らずとも 透明人間になれてしまっている ただ 便利なのはいいが 悲しい事に 元の身体に戻る事ができなくなった あぁぁ 元の体に戻りたい しかし何故か 悪知恵が働いてしまうのは なぜだろうか あの時 山菜積みになんか行くべきではなかったのか・・・ ーーーーーーーーー過去ーーーーーーーーーー 山菜積みにやってきた自分は 下山中に 天空から落下してきた火球を目撃してしまった 轟音とともに落ちてきた岩石は 小さなクレーターを作り出し 自分は落下した物をつい見たくて 墜落場所まで わざわざ足を運んでしまうのだ そうさ うっかりと覗いてしまった の 覗くんじゃなかった・・ 突然隕石は砕け 中から何かの気配を感じた しかも 見えなかった 地球外生命体なのか?UMAなのか? 定かではないが 突然 自分は何者かに抱きしめられて 同化させらてしまったようだ ただ 気になったのは いつの間にか 足元に 何かが落ちていた事 ついでだから それを山菜と一緒に持って帰る事にした 異変に気付いたのは 帰宅してから 数時間後の事だ 身につけていた衣類も含めて 自分は徐々に 透明人間になっていく 手首に身につけていたクローカーが 単なる誤作動したのかと思ったら それは間違っていた ある意味 便利な能力を得たんだが 代わりに何かを失った気分だ 「これって・・・ 永遠に元に戻らないって事ないよね?。」 自分は焦り 自分の身体に 不安を抱くようになった 「W・L・C に 頼らずとも 透明人間になってしまうなんて・・」
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