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新しい職場が口約束のみで決定した。
喜んでいると、レストランの入口からアイドルかと見紛うばかりの美少女が入店し、店をキョロキョロと見渡している。
あまりの美しさに俺の視線は美少女に完全固定されていた。
ひんむいた俺の眼差しに気付いた店長は、フリーズ状態の原因を突き止めた。
「ユリコさん?」
店を見渡す美少女に、店長は声をかけた。
美少女は小さく頷くと、この席にやって来る。
訊けば、この美少女も面接なんだって。
「コウスケ君、今日の予定は?」
「いや、何もありません」
「じゃあ、今日から働いてくれる?」
よっぽど人手不足なんだなぁ。
予定が無いと言った手前、即決するしかなかった。
今日から仕事か、なんか急だなぁ。少しドキドキする。でもこの鼓動は、今隣に座った美少女に由来する事の方が大きい。
俺は隣に座る美しいユリコっていう女の子の面接が終わるまで隣のテーブルで待つことになった。
このユリコがのちの嫁になる。
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