1人が本棚に入れています
本棚に追加
クロス「じゃあ、俺達はコレで…。」
ワル「依頼の件、くれぐれも内密にお願いします。」
ドロン「まかせといて!」
ワル「絶対に秘密ですよー!」
出入り口の辺りで大声で騒ぎながらワルは手を振って2人を見送った。
ドロン「持ってけ泥棒か…ふふ。」
クロス「それ、ただの悪口だからな。」
ドロン「ねえ、クロス?」
クロス「なんだ?」
ドロン「どうして盗賊って職業ないのかな?」
クロス「職種じゃないから。ならず者が徒党を組んで冒険者を襲ってるだけだから。」
ドロン「でも悪い奴らなら構わないんじゃ…。」
クロス「なら、世の中全員悪人ということになるな。」
ドロン「全然わかんない。」
クロス「まあ、大人になれば自然とわかるさ、じゃ俺はコレで…。」
ドロン「…え?一緒に来てくれるんじゃないの?」
クロス「俺は儲け話を持ちかけただけだ。」
ドロン「じゃ、このリュックどうすれば…。」
クロス「自分で考えろ、俺は他の街に逃げる。縁があればまた会おう!」
ドロン「あ、ちょっと!」
ドロンが引き止めようとしたすんでのところで、クロスはアイテムを使って行方を眩ました。
最初のコメントを投稿しよう!