一の森

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彼氏「見てろよ、ゴブリンなんてオレの手にかかりゃ屁でもないぜ!!」 彼女「やーん、頼もしい!」 その時、突然背後から物音がした。 彼氏「早速おでましか!」 彼氏は剣を構えた。 ?「ひぃ、ち、違います!」 何者かは手をあげて大きな声で叫んだ。 彼女「なんだ、人間じゃん…しかもモブ。」 彼氏「ち。」 彼氏は剣を収めた。 彼氏「おまえ、名は?」 ?「ええと…。」 彼女「あー、そのリュック!!」 彼女はモブの背負ってるリュックを指差し、続けてこう言った。 彼女「『行商人のペケ』だよ、何でも取り扱ってるっていう…。」 彼氏「へー…そうなんだ。」 ペケ?は唐突に聞いた。 ペケ?「もしよかったら、お弁当でもいかがです?」 彼氏「弁当か…それじゃ2つ頼む。」 ペケ?「まいどありー!」 ペケ?はリュックに代金を入れ、お弁当を取り寄せた。 ペケ?「出来るだけ早くお召し上がりください。」 彼女「ありがとう。それじゃお互いに気をつけて。」 カップルは森の奥へと消えた。
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