一の森

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ドロン「へへ、やってるやってる!」 ドロンはとっさにまだ息のある人間の側によって、リュックを降ろした。 ドロン「ねぇ、リュック?」 リュック「なんですか?」 ドロン「あなたの中には何でも入るのよね?」 リュック「ええ、それが?」 ドロン「じゃあ生物も入る訳だ。」 リュック「そうですが…」 ドロン「ならオッケー!」 リュック「ちょっと問題が…ってもしもーし!」 ドロンはリュックの忠告も聞かず、倒れてる人間を片っ端からリュックに詰めた。 リュック「ああ、そんな恐ろしいことを…」 ドロン「人間の値段がいくらかは知らないけど、このまま腐らせるよりましでしょ。」 そうこうしてるうちにゴブリン達の喧嘩が終わったようだ。 ドロン「さて、こちらも片付けないとね。」 リュックはあきれ果てていた。
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