一の森

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ドロン「さて、高みの見物といきますか…。」 ドロンはリュックからハンモックを取り寄せ、見晴らしの良い木々の間に吊るし始めた。 リュック「あのー…。」 ドロン「何?手伝ってくれるの?」 リュック「いえ、ゴブリンのことで…。」 ドロン「あのゴブリンがどうかした?」 リュック「あのままにしとくのは危険では?」 ドロン「大丈夫よ、アイツ頭悪そうだから。」 リュック「あなたも大概ですけどね。」 ドロン「何?」 リュック「ヘブライ語で今日はいい天気って言いましたが?」 ドロン「へー、そうなんだ。」 ドロンは特に疑問も持たず吊るしたハンモックに飛び乗りいびきをかきはじめた。
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