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そこそこの歴史を感じさせる古くさい酒場。
…の隅っこでギルドの受付の店員に少女が抗議していた。
少女「何で?どうして職業に盗賊がないの!?」
受付「常識的に考えて窃盗行為が許されるわけないでしょう?」
少女「悪が相手でも?」
受付「お天道様が観てますから。」
少女「大丈夫、バレなきゃ犯罪じゃないんだよ。」
受付「自分で悪いって認めてるじゃないですか。」
少女「」
「オーイ、早くしろよ!!」
「後がつかえてんだぞ!!」
少女「…え…わ!?」
気づいたら自分の後ろに長蛇の列がずらーっ…と
少女「きょ、今日のところはひとまず帰ります…」
少女は頭巾を被り、踵を返して酒場を出ていった。
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