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ドロンが案内された場所は、今にも風が吹けば倒れそうなボロボロのほったて小屋だった。
ドロン「うわー、ないわー。」
クロス「準備はいいか?入るぞ?」
ドロン「え、ちょっと待って…」
ドアの呼鈴が鳴り、中にいたスキンヘッドの男がごますりしながらこちらにやってきた。
スキンヘッド「コレはコレはクロス様。」
クロス「条件のあう子を見つけてきましたよ。」
ドロン「村人Bのドロンです。はじめまして。」
ドロンは丁寧にお辞儀した。
スキンヘッド「タルワル商店店長のワルです。以後お見知りおきを。」
ドロン「店長?」
ドロンは首をかしげた。
ワル「まだ話してないんですか?」
クロス「ええ、まあ…」
ワル「それじゃゆっくりと順を追って説明しましょう。何か飲まれますか?」
クロス「じゃあ緑茶を…」
ドロン「私はコーラ。」
ワル「かしこまりました。」
ワルが家の奥へと姿を消したあと、2人は近くのテーブルの椅子に腰かけた。
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