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ワル「依頼したい内容とはずばりコレです。」
そう言ってワルはテーブルの上にドンッと何かを置いた。
ドロン「リュックサック?」
ワル「はい。」
クロス「アイテム配達専用の超大型…見たことあるだろ?」
ワル「ドロンさんにはコレを背負ってダンジョンの奥深くに潜って稼いで頂きたい。」
ドロン「ええと?」
クロス「つまり、『闇商人になれ』ってこと。」
ドロン「はあ?」
ドロンは思わず首をかしげた。
ワル「引き出したいアイテムに見合う価値のあるものあるいは金額をリュックに入れると…。」
ドロン「ポンっとアイテムが出てくるんでしょ?」
ワル「よくご存知で…。」
ドロン「で、私達の給料は?」
ワル「歩合制です。」
ドロンは激しくテーブルを叩いた。
ドロン「冗談じゃない!私この話おろさせてもらう!!」
ワル「ちょ、わかりました!!前金払いますからそれに免じて…。」
その言葉がドロン達の耳に突き刺さった。
ドロン「よほどわけありみたいね…いくらで買う?」
ドロンはテーブルに肘をつきストローでコーラをすすった。
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