俺にも見えない

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とりあえずその話は曖昧に流し、学校へ向かうことにする。 考え事をしてたせいか、結構ギリギリな時間になってしまった。 遅刻はしないだろうが・・・余裕を持ちたいので少し走ることにした。 しかし、まだ目が覚めきって無かったせいか、曲がり角で人にぶつかってしまった。 「おっ・・・と」 体幹が鍛えられて、転ばずに踏ん張る。 その代わり相手を飛ばしてしまった。 「・・・っと、ごめ・・・」 相手に謝ろうと思い、視線を移す。 「・・・あれ・・・?」 ぶつかった相手は・・・いなかった。 周りを見てみるが誰も。遠くに人が見えるだけ。 ・・・あ・・・。 即視感。 それが今日見た夢とリンクする。
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