3人が本棚に入れています
本棚に追加
そんなことまるで考えなかった俺は、ただラッキーだと思っていた。
「そうなんだ。・・・じゃあ一緒に遊ばない?サッカーやろうよ!」
「え?」
また驚き目を見開く女の子。
次第にその表情は笑顔に変わった。
「い、いいの?」
「もちろん!」
俺の返事を聞いてさらに明るい表情を見せる女の子。
幼い心ながらに可愛いと思った。
「・・・そうだ、君名前は?俺は赤石真」
「と、”透野 明菜(とうの あきな)”」
透野・・・明菜か。
「じゃあ明菜、行こう!皆待ってるよ」
「え、あ・・・!」
こうして、出会ったばかりの明菜を連れて公園へ向かった。
突然知らない子を連れてきたので皆驚いていたが、さすがは小学生。
いつの間にか明菜は皆とも馴染み、毎週遊ぶようになっていた。
最初のコメントを投稿しよう!