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若い頃、
今も気持ちだけは若いのだけれど・・・。
こんなイメージを持っていた。
朝家を出て、夜帰って来る。
どこへ行こうが、どの道を通ろうが、
上った量と、下った量は、同じだ。
あちこち歩いて、100メートル上って、
家の前に帰って来た時、
90メートルしか下っていなければ、
玄関は10メートルも足の下。
家には帰れない。
家の玄関を出発して、家の玄関に帰って来たのなら、
上った合計が100メートルならば、
下った合計も100メートルに違いない。
どこをどう、歩こうが、走ろうが、
飛ぼうが、潜ろうが、
同じ所から出発して、同じ所に帰って来たのなら、
上った量と、下った量は同じなのだ。
あなたは、どこから来て、どこへ帰るのですか?
今あなたは、
自分がどの辺にいると思っているのだろう?
上って行くのも楽ではない。
谷底を這い続けるのも苦し過ぎる。
けれど、来た所へ帰って行くのなら、
上りと下りは同じだけ。
苦しいことも、楽しいことも
同じだけ。 ・・・か?
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