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「ごめんね。 こんなことに付き合ってもらって、 余計な心配かけて」 「気にすることないよ」 「ありがとう」  病院を出ると太陽は真上に昇っていて、 三人を照らしつけた。 俺は目を細めて空を見上げた。 サヤカが俺とミカの間に入ってそれぞれの手を握った。 三人の影は押しつぶされたように小さくなって前にくっ付いていた。
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