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手が冷や汗でじっとりしているので、怖がっているのがわかったらしく。
「えへへへへへ! しっかりしてよぉ~」
と、景子は北島に呆れ顔だ。
「お願い、勘弁して」
とうとう景子泣きを入れたが、北島は許さなかった。
「ダメだよ、私はもっと怖いんだから、うふふふふふ!」
「ひっ! ひいいい! 待って、待って、ゴンタロウを呼ぶから、一緒に送ってもらおうよ!」
景子はスマートホンを制服の内ポケットから出した。
了
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