エピローグ

3/3
前へ
/43ページ
次へ
 手が冷や汗でじっとりしているので、怖がっているのがわかったらしく。  「えへへへへへ! しっかりしてよぉ~」  と、景子は北島に呆れ顔だ。  「お願い、勘弁して」  とうとう景子泣きを入れたが、北島は許さなかった。  「ダメだよ、私はもっと怖いんだから、うふふふふふ!」  「ひっ! ひいいい! 待って、待って、ゴンタロウを呼ぶから、一緒に送ってもらおうよ!」  景子はスマートホンを制服の内ポケットから出した。                         了
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加