プロローグ

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 で、下校する時間を待つと言われて、景子は大いに困った。  「一緒に帰って欲しいんだよね、ボディガードとして」  景子は空手部に所属しており、県大会でも三本の指に入る実力者だが、天下無敵ではない。とんでもないモノと対決させられそうな気がして、「な、なにから守ればいいの、ま、まさかストーカー?」と、訊けば、ミラクルな答えが戻ってきた。  昨夜、塾の帰りに《怪人》に出会ったという。
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