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俺は物心がついた時には、隣の家に住んでいる1つ年下の彼女のことを好きになった。
だけど彼女は俺のことを男として見てくれることはなかった。
だから俺は良き兄を演じることを選んだ。
だけど、いつしか気持ちを抑えることが出来なくなった。
だから俺は高校卒業後は、アメリカの大学に進学することを決めた。
そして、留学する前に自分の気持ちを伝える決意をした。
彼女を学校の屋上へと呼び出した。
「俺はお前が好きだ。お前が俺を異性として意識してくれるまで、ずっと待ってるから」
彼女は黙って頷いた。
「夢を叶えるために留学するんだよね。応援しているから頑張ってね」
そう言って彼女は微笑んだ。
この笑顔を見た瞬間、いつまでも待てるって本気で思った。
彼女の笑顔を胸に焼き付け、俺はある夢を叶えるためにアメリカへと旅立つのだった。
そして俺と彼女が、恋人同士になるのはもう少し先の出来事だった。
Fin
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