第二章

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第二章

翌日 「ん・・・・朝か。ふわぁ、眠い・・・・」 珍しく目覚めは普段より悪かった。昨日彰二にあんな知らせを受けたから、気になって殆んどねれやしなかった。 今日は約束通り彰二の家に行く。俺はすぐさま着替えて、一枚のトーストをくわえながら家を出、彰二の家に向かった。 ピンポーン・・・・ 彰二の家のブザーを押して、腕組みしながらまっていると、ガラガラっと玄関のドアが開いた。 彰二「むにゃ、おはよ~っす・・・」 渡「なんだ、今起きたばっかか?自分で『朝でもいいぜ!』っていったくせによ・・。」 彰二「そりゃいったがよぉ、こんなに早いなんて、想定外だって。」 まぁまだ八時だったし、確かに俺が悪かったかも・・・。 渡「すまん。気になってしょうがなくてよ。お前のじいちゃん、もう起きてるのか?」 彰二「うちのじいちゃんを舐めてもらっちゃあ困るねぇ。とっくに起きてるぜ。毎朝四時からオカルト考古学の研究に没頭してっからな!ついてきな。」 俺は彰二に従って後をついていった。と言うのは、こいつん家はどういう訳か結構広い家で、前に遊びに来たときにトイレからこいつの部屋に戻れなくなったからだ。二度と御免だ、そんなこと。 と考えて歩いているうちに、そのじいちゃんの部屋のでドアの前まで来ていた。 コン、コン 彰二「じいちゃん、昨日言ってた友達連れて来たよ、入っていいか?」 「おぉ・・・入りなさい。」 と言う怪しげな声の返事の後、ドアを開けて入った。「ギィィ・・・」と、それっぽい雰囲気を漂わせるような音がした。 「君がワタル君か。ふむ・・・成程、彰二がちょっかい出したくもなるはずじゃわい。」 彰二が顔をニカっとさせて「だろ?」と得意げになっていたけど、こいつは今まで何を根拠に俺にちょっかい出してきたんだろう。 「は、初めまして・・・・虹橋渡です。あの・・・昨日彰二からまだ話すことがあると聞いて来たんですけど・・・。」 「おお!そうじゃったな!彰二から聞いたと思うが、今年虹暦2100年は、怪現象、レインボースカイが起きる年なんじゃよ。じゃが、不思議なことはそれだけじゃないんじゃ。」 彰二のじいちゃんが言う不思議なこととは一体・・・・? 続く。
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