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いつのころかフレールマーユという世界が存在し、後に唯一神と呼ばれる一人の神が存在した。
唯一神はいくつかの世界を作り、そこに存在する生物の誕生を祝福し成長を喜んだ。
誕生するものは生物のみならず神々も誕生していった。
運命の神、死の神、生の神…多様に神は生まれ、他の世界もフレールマーユもにぎやかになっていった。
しかし唯一神には憂いがひとつあった。
いくつかの世界に住む人間という生物はあまりに利己的で身勝手だ。
果たして世界にとって必要なのか、と。
唯一神の言葉により人間排除派と非人間排除派にフレールマーユは別れ混乱が起きた。
それを見た唯一神は宣言した。
――我が子らよ、世界に下り世界を見よ。そのうちの一人に我が席を譲り唯一神とする――
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