90人が本棚に入れています
本棚に追加
「ようするに、旅をして唯一神様に選ばれればその者は唯一神となり、
人間の有無やその他もろもろ好きにできるということじゃ」
「それで旅をするわけですね」
「安心せい。私は非人間排除派じゃ。そなたら人間は私を唯一神にできれば存続できるというわけじゃ」
そう満面の笑みで言われてほっとした。排除されるために協力はできないもんな。
「どうして従者が必要なんですか?」
「私はこのフレールマーユから出たことはないし、人間のことはよく分からん。そなたは私と共に世界を周りサポートするのじゃ」
「なるほど。どうして俺が選ばれたんだ?」
長々と話をしていて気が緩んだ俺が、タメ口で言い終わると同時に首に鋭利な刃がつきつけられた。
最初のコメントを投稿しよう!