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いつものように学校へ行き、友達と昨日見たドラマの話しをし、あのコがかわいいあっちのコがかわいいなんてくだらないことを言って笑う
――そんな毎日が続いていくとその時の俺は信じて疑わなかった――
「なあ和真…オレ可奈のことが好きなんだ」
こいつは俺の親友の陽介。
いつもはヘラヘラと笑って冗談めかして話すこいつがいつになく真面目な顔で言った。
「知ってるよバーカ!可奈も絶対お前のこと好きだぜ!」
「和真…お前はそれでいいのか?」
「いいも何も俺は関係ねーし。
それよりも可奈の好きなコンサートチケット手に入ったんだろ?それ持ってデートに誘って来いよ。
で、告ってこいって」
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