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「どうやら代わりにあなたが話していただけそうですね。」
私は警察の任意同行に素直に応じた。
その後の警察の捜査は機敏だった。悦子さんと洋子の死体はすぐ発見され、おまけに半焼した信二の家の中から、信二を共謀して殺そうという計画が克明に書かれた悦子さんの日記が見つかった。
信二の精神状態は徐々に回復しているらしい。
俺はというと毎日が無為に過ぎていった。いつもぼーとっしているが信二と無性に会いたくなる事がある。そしてあの火事現場を思い出す。信二の言う通り何もかも燃やしてしまったほうが良かったなと思いながら...。
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