第1章 魔法使いになる覚悟

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「『蓮斗くんは来るんでしょ?だったら関係ないからお好きにどうぞ』だって。 ついイラッとして蓮も無理になったって嘘ついたんだよね。 そしたら『じゃあ中止で。また近いうちにセッティングしてね』って一方的に切られた。 執念っていうかさ、まじすごいよな。ほんと女って怖い生き物だな。 俺、すっかり騙されてたわ」 「そいつ相当性格ブスだな。引くわ」 「あんなにスタイル良くて可愛い顔してんのにわかんないもんだよな。 人間見た目じゃないわ、まじで」 もしそれでも俺が合コンしたいならセッティングするって慎吾には言われた。 けど、断った。 そんな性格ブスが彼女の友達なわけがないから。
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