第1章 魔法使いになる覚悟

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「蓮、着いたぞ♪腹減ったなー♪」 慎吾の声に窓の外をのぞくとちょうど駐車場に入るところだった。 店構えと看板を確認する。 ハンバーグ・ステーキレストラン 【29(にく)の屋】 全国的にチェーン展開している店だ。味も良いし値段も手頃で近所にあるからよく利用している。 ん? この店、近所にある店と違う。 さっき隣町にいたし、隣町の29の屋か?どうしてわざわざこっちの店に来たんだ? 俺が考えてる間に駐車を終えて外に出ようとしてる慎吾。 俺も慌てて外に出た。 「29の屋なら俺んちの近くにもあるだろ?どうしてわざわざこんなとこまで来たんだよ」
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