第1章 魔法使いになる覚悟

15/32
前へ
/120ページ
次へ
慎吾はすこし困ったように頭をかいて「とりあえず中に入ろうぜ」と入り口に向かって足早に歩きだした。 仕方なくその後をついていく。 カランコロン 少ししてから、キャピキャピした若いホールスタッフの女の子がすごい勢いで案内に出てきた。 「いらっしゃいませぇ///何名様ですかぁ?お煙草吸われますかぁ?///」 うわっ甘ったるいしゃべり方。それに顔真っ赤じゃん。 慎吾はその店員の態度に慣れてるのか気にした様子もなくキョロキョロと店の奥の方を見ている。 「2人。ねえ、あの席いける?」 奥のテーブル席をまっすぐ指差す慎吾。
/120ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加