第1章 魔法使いになる覚悟

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いや、そもそもあのときの合コンの誘い、断ってればよかったのか? だったら変に期待せずに済んでいたのか? ――――――数日前 「………無理」 「なあ蓮、このとおりだよ!まじで土曜頼むって。人数足りないんだよ。 今度奢るから、なっ?いいだろ?」 再三断っているのに、何度も手を合わせて拝んでくる慎吾。 俺、墓じゃないんだけど。 「無理だって言ってんだろ。しつけーんだよ」 いつもは軽く誘ってきて、一言断ったらすぐ諦めるのに。よっぽど困ってるのか、今日はいつになくしつこい。 「別に減るもんじゃねーし、いいじゃん♪」
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