第1話 母、再婚宣言しちゃいます?

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健汰は、私をからかって、ゲラゲラと笑っていた。 私も笑い返した。 私たちはいつも、幼い頃からこんな感じだ。 「それにしても。凉子さんも凄いよな。相手は、あの七ツ菱の社長だろ。年収十億だぜ?そもそも、こんな超田舎者の人間が、どうやったらそんなお偉いさんと出会えるんだっていうね」 「そうそう年収十億…って、えー!」 大声をあげる私に健汰は、目を開いた。
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