第5話 狙われています?

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車から降りた私は、咲夜さんと並んで駐車場内を歩きながら、ずっと気になっていたことを聞いた。 「それ以外に なにがあるんだよ」 (やっぱり・・・) 「あとおまえ。頭伏せてろっつったのに、全然伏せてなかったじゃねーか」 「わ!ごめんなさい」 「相手が銃でも持ってたらどうすんだよ」 「えっ」 「まぁそれは言い過ぎか。とにかく今後、俺の指示には従うように。わかったか?」 「は、はい…」 私は憂鬱な気分を覚えながらも、咲夜さんと並んで歩き、ホテルのなかに入った。 エレベーターの前に立ったとき、咲夜さんが突然、私の肩に、私のからだを抱き寄せるように手を乗せた。 「――え?!」
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