始まり

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ベットにパタリと倒れた私を、右京はどうしようかと あたふたする。 そこに携帯が鳴り出し、画面にはマネージャーとある。 「 すぐに来い!」 『 え、何… 』 「 いいから来い!」 プツッと電話を切った右京は携帯をベットにポイッと捨て、佑衣をベット脇から見る。 「 なんなんだよ… コイツ… どっから入った?」 頭を悩ませていると、15分足らずでマネージャーの中村がインターホンを鳴らした。 右京がすぐにモニター確認して鍵を開けた。 慌てて入ろうとする中村に、玄関で一旦止めて 佑衣がいることを話そうとしていた。 「 何よ、何かあったの!?」 「 いや、それがさ… わけわかんねぇんだよ、でも なんでかいたんだ 」 「 はぁ? それじゃわかんないわよ、とにかく部屋入るから! 」 「 わかった 」 右京が寝室のドアの前に立ち、中村を見てからカチャッと開けた。 そこには、右京の見開く目と、キョトンとする中村がいた。 「 …な… いない… 」 「 何… いないって何が?」 「 いたんだ… 確かにいた… 」 右京のベットに佑衣が現れ、言葉を交わし、佑衣が倒れてから右京が戻るまで5分ほど。 ベットにいたはずの佑衣は消えていた。 部屋を見回す右京に、中村は首を傾げるだけ。 「 夢…だった、か? …ああっ、クソッ… 」 困惑する右京、佑衣はその頃、自分のベットに横たわっていた。
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