178人が本棚に入れています
本棚に追加
/119ページ
「麻生、頼みがある」
「はい」
高田にそう言われた瞬間、俺は適当にはいはいと言って、この場を乗り切ろうと思った。
「ちょっと面倒なんだけどさ」
「はい」
「っていうか、本当はこんな事、言ったってしょうがないと思うんだけど……」
「はい」
「やっぱこっちの方が、ラクになるかなーって思ってさ」
「はい」
「何かあんまりいいのが思い浮かばなくて……それで、この際だ! と、思って決意した訳」
「はい」
「だから、単刀直入に言うけど、 オレと、付き合ってくれ!」
「はいっ!」
…………。
…………。
…………。
…………。
…………。
…………。
えぇーー!?
最初のコメントを投稿しよう!